低圧受電設備工事について

 建物の受電設備のうち電気設備容量(電灯回路と動力回路の合計)が50kW未満の場合は通常低圧で、それ以上の場合は高圧で受電します。大は小を兼ねますが、過剰な設備は初期投資もそうですがランニングコストも高くつきます。低圧で受電される場合は設備負荷の合計で受電電力を算出する方法と、主開閉器を元に契約する方法(負荷合計は大きいが同時に使用しない場合など)があるので使用形態に合わせて受電方法を検討することでコストを抑えることができます。
※本項および以下の説明は関西電力圏内の話となります。電力会社毎に供給規約が異なりますので、関西電力圏外の場合は別途各電力会社にご確認ください。

低圧受電設備には種類があります

建物を建てるまでの間の仮設(臨時)の電気、竣工後に本使用するための電気、またそれぞれの中でも電灯、動力と種類があります。

  • 臨時電灯 1Φ3W(仮設)
  • 臨時電灯 1Φ2W(仮設)
  • 臨時動力 3Φ3W(仮設)
  • 電灯 1Φ3W
  • 電灯 1Φ2W
  • 動力 3Φ3W

A:いいえ。たまに勘違いされている方がいらっしゃいますが200V回路の中には電灯回路で使用される単相200Vと、動力回路で使用される3相200Vがあり別物ですのでご注意ください。

A:設備負荷の合計が50kWを超えると基本的には高圧受電となります。ただし、設備容量の合計は単純に足し算で合計するのではなく係数を掛けて計算しますので単純な足し算で容量がギリギリアウトだと思っていても供給規約に沿って計算をしてみると50kW未満となる場合があります。また同時に使用しないことが分かっている場合は設備容量に関係なく、主開閉器契約を選択することで負荷設備の合計が50kWを超えていても低圧で受電可能です。

A:1建物1引込が原則です。当然ですが電灯と動力を1回路ずつ1建物に引き込むことは可能です。NGな引込み方としては1つの建物に対して、電灯を表の電柱から1回路、裏の電柱から1回路といったような形で引き込む方法です。このような複数引込は保安上禁止されており電力会社に申請しても受理して貰えません。ただし同敷地内であっても建物がつながっておらず全く別棟の場合は引込可能な場合がありますので個別にご相談ください。