現場紹介
2016-05-14
機械修理
お客様より生産機械が動かななくて困っているとのご連絡がありました。生産機械ですのでもちろんシーケーンサーが入っており、ラダーを抜き取ってお客様からヒアリングを行いながら原因を順番に調査するもなかなか原因が特定できません。製造機械メーカーも遠方の為すぐには修理に来ることが出来ないようでしたが、担当エンジニアの方が常に電話に出てくださる状況だったため、その方と電話でやり取りしながら原因を調査することに。結果このエンコーダのズレが原因では?という事になりました。確かにゼロ点のズレが原因だったのですが、しかし実際は機械の長年の使用に伴い徐々に伸び行った駆動系チェーンが根本的な原因でした。この「チェーンの伸び」により機械のセンサー類のタイミングがズレて正常に動かなかったのです。原因が分かったところで修正できる部分を位置調整し試運転。無事正常動作するようになりました。こうやって文章にするとあたかも簡単に修理できたように感じますが、実際は朝に現場に到着してから一滴の水分も採らない状態で昼食も食べずにあらゆる原因を想像して修理に挑みました。 あらかじめ想定された工事や修理とは違い、先が見えない修理の場合はそういった体制になることがどうしても出てきます。そしてもちろんお客さまにも一日中お付き合いいただき全面的にご協力いただきました。ですので無事動作したときはお客様と一緒にガッツポーズです。その後も順調に動作しているようですがこれをきっかけに機械メンテナンスの計画を立てていただける事と思います。若干応急処置的なところがありますが生産が続けられるということでお客様には大変お喜びいただけたようです。
関連タグ