シャクトリムシではありません。
現場紹介 2015-07-11

シャクトリムシではありません。

さてこれは何でしょう?電気屋なら皆知っている部品なのですがこれは分電盤の中で遮断器に電気を送るためのバーです。銅で出来たバーに銀メッキを施したものが多いのではないでしょうか。導電率を良くするためです。分電盤にも色々ありますが分電盤の主遮断器の2次側には太いバーがあり、それから写真のような小さいバーがたくさん分岐されていてそこに分岐用の遮断機が接続されています。通常はやってはいけないのですが、現場によってはどうしても電気を落とせないことがありそういう場合は電気が流れたまま分岐バーを設置、遮断機を取り付けます。しかし普通にバーを増設するにはあまりにも危険なので、熱収縮チューブをバーにセットして仮に隣のバーに接触してもショートしないように工夫して作業します。写真左の黒いものが熱収縮チューブ。写真右上が裸の状態のバーでその下が熱収縮チューブを装着した状態の物です。熱収縮チューブは熱を加えると縮む性質がありこのように部品に綺麗にフィットしてくれます。かつ絶縁性能がある為電気の世界では比較的よく使われる部材です。

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