定期的にレスキューのトレーニングも行い、ロープ作業の技術向上に努めています。

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フィールドエンジニア

足場も高車も使えない、、、そんな時には!

 高所での作業が必要だが足場が立てられなかったり高所作業車では作業が困難な場所で活躍するのがこのロープ高所作業です。例えば建物と建物の間の狭い空間や、足場が設置できないような場所での換気口の清掃、空調設備の配管など。皆さんが街で見かけるウィンドクリーニング作業もこのロープ高所作業の一つです。高所だけでなく、建物内でも天井裏から壁や柱の隙間に下りないと作業できないといった場合にも有効です。
 同じロープ作業のように見えても様々な工法があり、そんな中でも弊社が採用しているのは安全第一 ” 2ロープ方式” のIRATAに準拠した工法。産業用ロープアクセスIRATAの国際ライセンスを有したスタッフが作業に当たります。

安全性は大丈夫?

 高所でロープにぶら下がって作業するなんて危険だと思われる方が殆どだと思います。確かに何の知識もない方が行うのは自殺行為でしかありません。
 現在国内法では1日の特別教育でこれらの作業が出来る仕組みになっていますが、弊社はIRATA,JIRAAに準拠した教育方法を取り入れており最低4日間のトレーニングと1日のアセスメントをクリアしたスタッフでしか作業を行わない事にしています。このアセスメントにパスするには法律や器具の規格、強度計算の仕方等の座学と、ロープ作業、ギアの正式な操作方法、作業員同士のレスキューの仕方等の実技の両試験に受かる必要があります。ライセンスは3段階になっており、上位2段階は殆どレスキューの技術と知識を習得することになりますので簡単には取得できません。これらの技術は国内のレスキュー隊員でさえ取り入れている、世界標準の安全な作業方法になります。
 実際には試験に合格しただけではなかなか技術は身につきませんのでIRATA,JIRAAにおいては仮にアセスメントにパスした場合でも定期的にトレーニングを行い技術向上に努めることが求められています。繰り返しのトレーニングと新しい作業方法に関する情報収集によって常に安全な技術を維持しています。よって意外と思われるかもしれませんがIRATA,JIRAAに則ってロープ作業を行っている事業者に関しては、足場作業に比べると圧倒的に事故率が低いという実績が御座います。(上に述べたレスキューというのは作業場所が特殊なだけに、作業員スタッフ同士でレスキューが出来るように予め計画を行い、仮に高所で動けなくなった場合でも救助するために必要な技術となります。)
 日本ではまだまだマイナーかもしれませんが、海外では広く採用されている工法です。例えば国内でもこんな現場でこのロープ高所作業が採用されています。

  • 風車のメンテナンス
  • 重機が入れない場所での大木の手入れ
  • 看板の取付、撤去、ランプ交換
  • 橋梁の点検
  • 人が普通に立てないような斜面(のり面)の施工、メンテナンス
  • 建物と建物の狭い空間の外壁や雨樋のメンテナンス
  • 観覧車やジェットコースターのメンテナンス
  • 地上50m級の遊具の組立設置
  • 時計台の清掃や修理
  • 巨大タンク内の清掃、メンテナンス
  • 重要文化財の石垣のメンテナンス etc.
高所でのカメラ取付

ビルの屋上、工場の高所など

高所照明

高所の危険が伴う箇所の照明工事

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斜面での電源工事

人が真っすぐ立っていられないような場所での電源工事

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足場の設置が困難な場所で

機械修理や空調配管など

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足場作業との比較で安くなるのでは?との観点のみでのご相談をお受けすることがありますが、安く上げるためにロープ作業を選択するという考え方は弊社にはございません。足場や高所作業車による作業を否定しているわけでは無く、実際弊社も目的に応じて工法を選択します。足場の方が安全で工期短縮になるのなら無理にロープ作業をする必要はございませんし、弊社もそれをご提案します。特殊な場所で足場が組めなかったり足場を組むことで営業停止になるのを避けたいなど、ロープ作業を選択することがより良いと判断した場合にはロープ作業をご選択いただく事になりますが、そういった場合に足場を組むコスト、営業停止による収入減などを考慮すると結果としてロープ作業によってコストが半減したという事例はございます。

弊社の専門は電気・通信工事です。よって配管作業や換気口の清掃、機器の取り付けなどが主な工事となります。その他にも外壁や雨どい、タイル、サッシやガラスの補修などにも対応可能です。